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かがみの孤城・マサムネの嘘とは?スバルとの関係や学校に行けない理由も

かがみの孤城

『かがみの孤城』は直⽊賞作家・辻村深⽉先生のベストセラー⼩説で、2018年本屋⼤賞を受賞した人気の作品です。

物語は、学校で居場所をなくし家に閉じこもっていた中学生・こころを主人公にした、鏡の中の城で巻き起こるファンタジーミステリー。

今回は、鏡の中の城に招かれた中学生の一人、マサムネについてまとめました。

マサムネの嘘、スバルとの関係や学校に行けない理由について解説します。

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かがみの孤城のマサムネの嘘とは?


オオカミさまから城に招かれた中学生の一人、マサムネ(政宗青澄)は学校の友達にホラマサと呼ばれていました。

原因は、マサムネがついた嘘です。

それでは、マサムネがついた嘘について始めたいと思いますが、まずはマサムネの基本プロフィールから始めます。

マサムネのプロフィールまとめ

マサムネの基本情報【プロフィール】

 本名 政宗青澄(マサムネアース)
 生年 1998年(推測)
 性格 生意気、理屈っぽい、口が悪い
 特徴 声が大きい、分厚いレンズの眼鏡、目つきが悪い
 所属 雪科第五中学校 2年6組
 出身小学校 雪科第二小学校
 好きなもの ゲーム

本名の政宗青澄(マサムネアース)については、閉城の日、名前を教えあった時、マサムネが苗字だと知らなかったみんなは驚いていました。

アースをキラキラネームだと、ウレシノにからかわれている場面もありました。

ついた嘘について

マサムネがついた嘘は、ゲームを作ったのが俺の友達だという事です。

お城で他の中学生達に、ホラマサと呼ばれていたことを告白した時、嘘をつくマサムネだからホラマサだと説明しました。

スバルとの関係


マサムネとスバルは仲が良く、マサムネがお城に持ち込んだゲームでよく一緒に遊んでいました。

一月、マサムネのお願いで雪科第五中学校にみんなで登校すると約束した日、3年3組だったスバルは、無理だと思ったら自分の教室に逃げてくればいいとマサムネに。

けれど現れなかったマサムネを心配し、スバルは2年6組の教室まで行っていました。

結局二人は会えませんでしたが、仲の良さが伺えます。

スバルとのその後を考察

マサムネもスバルも雪科第五中学校の生徒ではありましたが、学校に通っていた時代が違いました。

閉城の日に分かった二人の年の差は29歳。

スバルがマサムネに言ったのは、

 

「マサムネのいる2013年は、僕、四十三…、四十四歳?信じられないけど、結構いい年なんだなって。マサムネから見たら、おじさんだよね。つまり、大人」

「目指すよ。今から。“ゲーム作る人”。マサムネが『このゲーム作ったの、オレの友達』ってちゃんと言えるように。」

「…だから、たとえ、僕やマサムネが忘れても、マサムネは嘘つきじゃない。ゲームを作ってる友達が、マサムネにはいるよ。」

引用元:小説『かがみの孤城』

以前マサムネから聞いたホラマサの話を思いスバルは言ったのでしょう。

言われたマサムネは、心の奥から何かを感じ熱くなった目を伏せています。

また、お城に通い始めた頃マサムネが言った、

 

「オレ、このゲーム機開発した知り合いがいるけど、その人だって高校までは学校、ろくに行ってなかったし、楽しくなかったって言ってた。」
(中略)
「いずれ、そっち関係の仕事に就くだろうし。今だって、オレに意見聞くの参考になるって、向こうの会社に将来的にどうかって誘われてるくらいだし」

引用元:小説『かがみの孤城』

これは閉城後の、マサムネとスバルの関係を表しているのではないかと…

スバルは、ナガヒサ・ロクレンというゲームの天才ディレクターになり、マサムネの嘘は、嘘でなくなったのだと思います。

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マサムネが学校に行けない理由


マサムネが学校に行けない理由は、公立中学校なんていかなくてもいいという家の方針もありますが、それだけではなさそうです。

前述しましたが、ホラマサと呼ばれていると話した時、その場にいたみんなは深く気に留めていませんでしたが、マサムネの中では、ついたその嘘は大事件だったのでしょう。

 

「お前はたいしたことない気持ちでついた嘘かもしれないけど、オレにとっては、すごく、裏切られたみたいな気持ちだった。オレ、お前のこと、尊敬してたし、いいなって思ってたのに」

引用元:小説『かがみの孤城』

と友達に言われたマサムネ。

雪科第五中学校に行った一月のあの日も、保健室で泣いていたマサムネを考えると、学校に行かなくなった最初の原因は、マサムネがついた嘘と無関係ではなさそうです

マサムネ自身も、うまくいかない理由を作ったのは自分かもしれないとも考えていました。

まとめ

今回は、マサムネの嘘、スバルとの関係や学校に行けない理由についてまとめました。

マサムネがついた嘘は、ゲームを作ったのが俺の友達だという事です。

鏡の中のお城に行く前は、嘘だったかもしれませんが、スバルと出会った後の世界では嘘ではく現実になっているでしょう!?と願いたいです。

その嘘が嘘でなくなっていたら、マサムネが学校に行かなくなる理由もなくなるかもしれません。

『かがみの孤城』はファンタジーミステリーです。

読む人の解釈によって、その後の未来も違ってくると思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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