君たちはどう生きるかのおばあちゃんの名前まとめ!役割や設定についても - 気になるあれこれ
【PR】

君たちはどう生きるかのおばあちゃんの名前まとめ!役割や設定についても

君たちはどう生きるか

宮崎駿監督の2023年公開の『君たちはどう生きるか』には、多くの興味深いポイントや隠れた設定があるとファンの間で囁かれています。

その中でも、7人のおばあちゃんは、映画の中で特徴的な存在感を放ち、多くの人の心を掴んだキャラクターたちです。

今回は、そんなおばあちゃんたちについて、名前や特徴、役割や設定について詳しくご紹介します。

君たちはどう生きるかのおばあちゃんの名前まとめ!

出典元:スタジオジブリ

『君たちはどう生きるか』に登場する7人のおばあちゃんは「あいうえおかき」という名前の頭文字の順番になっていて、登場順序も「あいうえおかき」の順であるという可能性も取り上げられています。

これはジブリ特有の遊び心が感じられる設定ですね。

それでは、おばあちゃんたちの名前や特徴を紹介します。

あいこおばあちゃん(声優:大竹しのぶ)

あいこおばあちゃんは、7人の中で大仏のような風貌をしており、おばあちゃんたちの中でもリーダー的な存在。

タバコを吸う習慣があるようです。

いずみおばあちゃんと共に、大伯父の建てた塔が生まれた秘密を知っており、その秘密を勝一や他のおばあさんに明かしました。

いずみおばあちゃん(声優:竹下景子)

あいこおばあちゃんと同様に、大伯父の建てた塔の秘密を知っている古株のおばあちゃんです。

塔と大叔父様についての重要な情報を持っており、物語の背景説明に貢献しています。

うたこおばあちゃん(声優:風吹ジュン)

7人のおばあちゃんの中で唯一メガネをかけているキャラクターです。

食べ物に目がなく、あいこおばあちゃん同様にタバコを吸う習慣があります。

彼女の持つ食への執着は、彼女の個性を際立たせています。

えりこおばあちゃん(声優:阿川佐和子)

特徴的なかぎ鼻をしているおばあちゃんです。

あまり多くを語らない性格ですが、その存在感には確かなものがあります。

おゆきおばあちゃん(声優:公式未発表)

7人のおばあちゃんの中で最も体格が大きいキャラクターです。

一見すると怖そうに見えるかもしれませんが、実は非常に優しい性格をしています。

その見た目と性格のギャップが魅力です。

かずこおばあちゃん(声優:公式未発表)

7人のおばあちゃんの中で最も体格が小さいキャラクターです。

茶髪は天然であるという設定で、どこか外国の血が混ざっている可能性があります。

物静かな性格のようです。

きりこおばあちゃん(声優:柴咲コウ)

7人のおばあちゃんの中で最も重要な役割を担うキャラクターです。

喫煙者で、眞人からタバコをもらおうと交換条件を持ちかけるものの失敗します。

他のおばあちゃんとは異なり、眞人と一緒に下の世界へ行き、そこでは若い女性の姿に変わり、眞人を導く役割を果たします。

おばあちゃんたちの役割や設定について

出典元:スタジオジブリ

『君たちはどう生きるか』において、7人のおばあさんは単なる脇役ではなく、物語の重要な要素として存在しています。

ここからは、おばあちゃんたちの役割や設定についてです。

白雪姫と7人の小人へのオマージュ

7人のおばあちゃんは、ディズニー映画「白雪姫と7人の小人」へのオマージュだと話題に。

特に夏子と合わせて考えると白雪姫との類似点がさらに明確になり、映画の後半に登場するガラスの棺のシーンもこのモチーフを強調しているように見えます。

これは宮崎駿監督によるアニメーション史への敬意を示すと同時に、物語に童話的な要素を加える効果を持っているのではないでしょうか。

眞人の精神的支えとしての存在

おばあちゃんたちは眞人が怪我をした際、彼を看病したり、夏子が悪阻で具合が悪い時には食事の世話をしたりと、母を失った眞人を無条件に受け入れ保護しています。

また、下の世界でも人形のおばあちゃんたちが眞人を守っていました。

おばあさんたちは、下の世界(異界)への入口である塔やお屋敷を守る「守り人」としての役割を担っているのではないでしょうか。

付喪神(つくもがみ)としての解釈

おばあさんたちは付喪神(つくもがみ)、つまり長年使われてきた道具や造られたものに宿る精霊という考察もあります。

彼女たちは屋敷を守る精霊的な存在で、部外者には見えておらず、屋敷を守る人々にのみ見える存在という可能性です。

実際に映画では、おばあさんたちは部外者と直接会話することがなく、物理的に影響を与える描写も少ないからですが、本当のところは分かりません。

二つの世界を生きるきりこの特殊性

出典元:スタジオジブリ

7人のおばあちゃんの中でも特別な存在がきりこで、最もミステリアスで物語の鍵を握る存在の一人と言えるでしょう。

現実世界では、おばあちゃんとして、下の世界では若い女性として描かれ、どちらのきりこも同じ柄の着物を身に着け、二つの世界を生きる特殊な立場にあります。

現実世界では夏子を守り、下の世界では眞人を助けますが、どちらの世界にも居場所があり、どちらの世界のルールも存在の意味も知っているようで、人間というより精霊的存在ではないかと考えてしまいます。

また、若い姿のきりこがお守りとして眞人に渡したのが、きりこおばあちゃんの人形でした。

この人形は、眞人を見守るきりこの分身のようなもので、精神的な支えにもなったでしょう。

きりこの声を担当したのが柴咲コウという若い女優というのも、彼女の二面性を強調しているように感じました。

きりこが何者なのかは名言されていませんが、それが逆に物語の余韻となり、眞人が自分の力で前に進むために必要な見えない支えだったように思います。

声優陣の豪華さ

おばあちゃんたちの声優陣は非常に豪華で、大竹しのぶ、竹下景子、風吹ジュン、阿川佐和子などの著名な女優・タレントが起用されました。

これはこのキャラクターたちの重要性を示すと同時に、おばあちゃんたちの個性を際立たせる効果が大きかったです。

まとめ

今回は、ジブリ映画『君たちはどう生きるか』に登場する7人のおばあちゃんたちの名前や特徴、役割や設定についてご紹介しました。

ただの脇役ではなく、物語の世界観を深め、眞人の心の成長を支える重要な存在だったおばあちゃんたち。

それぞれに個性的な名前や特徴が与えられ、まるで「白雪姫と7人の小人」のような童話的要素を感じさせつつも、宮崎駿監督ならではの奥深いメッセージが込められています。

そして、その中でも特に特別な存在であるきりこおばあちゃんは、現実と下の世界をつなぐ案内人として、眞人の心の旅路をそっと導いてくれる精霊のような存在でした。

おばあちゃんたちは時に優しく、時に厳しく、眞人に寄り添いながら、彼が自分の足で歩き出すための“見えない支え”となってくれました。

ジブリ作品における「年長者=知恵と導きの象徴」というテーマを感じさせる、温かくも奥深い存在たちでしたね。

彼女たちの役割や象徴性を知ることで、もう一度この作品を観たくなる…、そんな余韻を残してくれる、魅力あふれるおばあちゃんたちでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


error:
タイトルとURLをコピーしました