辻村深月さん作『かがみの孤城』がアニメ映画化され2022年12月に公開されます。
中学校で居場所をなくし、部屋に閉じこもっていた主人公のこころが、光り出した部屋の鏡に、吸い込まれるように中に入ると、不思議なお城に6人の見ず知らずの中学生が…さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面を着けた女の子が現れ「願いをなんでも一つ叶えてやる」と。
今回は、そんなファンタジーミステリーの物語に登場するリオンについての記事です。
リオンの正体、雪科第五中学校に行けない理由やこころとのその後についてまとめました。
かがみの孤城のリオンの正体
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リオン|CV #北村匠海
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中学1年〖この城で、
こころやみんなと出会えたこと
きっと意味があると思うんだ 〗サッカー⚽️が得意で、
誰にでもフラットに接する
爽やかな少年。#かがみの孤城 pic.twitter.com/NNUL8Cjpn0— 映画『かがみの孤城』公式 (@kagami_eiga) December 12, 2022
それでは、リオンの正体を始める前にプロフィールから始めます。
リオンのプロフィール
リオンの基本情報【プロフィール】
本名 | 水守理音(みずもりりおん) |
生年 | 1992年(推測) |
性格 | 明るく気さく、穏やかで仲間思い、怒らせると怖い |
特徴 | 芸能人並みのイケメン |
所属 | ハワイの学校(留学している) |
出身小学校 | 青草小学校 |
家族構成 | 父、母 |
趣味・特技 | サッカー |
雪科第五中学校:2006年
リオンは、中学校からハワイに留学したため、雪科第五中学校には通っていません。
通っていたとしたら2006年の雪科第五中学校の一年生。
こころと同じです。
オオカミさまとの関係とリオンの正体
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「オオカミさま」と呼ばれる
狼のお面をかぶった女の子が現れ、
「城に隠された鍵を見つければ
どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。期限は約1年間
戸惑いつつも
鍵を探しながら共に過ごすうち、
7人には一つの共通点があることがわかる─#かがみの孤城 pic.twitter.com/nnJOtvQukF— 映画『かがみの孤城』公式 (@kagami_eiga) November 27, 2022
オオカミさまはリオンの姉の実生(みお)で、リオンの正体はオオカミさまの実の弟になります。
実生は、リオンが6歳の時に病気で亡くなりました。
リオンは、大きくなったら誰と結婚したいかと幼稚園で聞かれる度に「姉ちゃん!」と言っていたほど実生を慕っていましたし、実生もまた、リオンに絵本を読んであげたり、自分で作ったお話を聞かせるなど、弟思いの姉でした。
鏡の中の城でのリオンの願い:姉を家に帰してもらう事
オオカミさまから、願いを何でも一つ叶えてやると言われた7人の中学生。
でも、願いを叶えてもらえるのは一人だけ。
城の中に隠された鍵を探し「願いの部屋」の扉を開けた一人だけが、願いを叶えてもらえる権利があります。
リオンの願いは、姉を家に帰してもらう事。
6歳の時に亡くなった姉の実生を、この世に戻して欲しいのです。
気遣いが出来るエピソード
城のクリスマスパーティーの日、日本からハワイに来ていた母親が焼いてくれたケーキを持ってきたリオン。
オオカミさまも呼ぼうと言い出したり、オオカミさまにプレゼントも渡していました。
姉に対する気遣いだとしても、プレゼントまで用意するリオンは気遣いが出来る人です。
リオンが雪科第五中学校に行けない理由
11月3日は北村匠海25歳の誕生日 『かがみの孤城』リオンの場面写真2点公開#北村匠海 #かがみの孤城
pic.twitter.com/kBiKaWl9Dahttps://realsound.jp/movie/2022/11/post-1171448.html— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) November 3, 2022
ここからは、リオンがなぜ雪科第五中学校に行けなかったのか、まとめました。
母親に勧められたハワイ留学
小学校6年生になった頃、母親からハワイの学校のパンフレットを渡されました。
パンフレットには寄宿舎生活と書かれていて、秋にはハワイでの学校が始まるため卒業式にも出られない…
クラブチームで一緒にサッカーを頑張ってきた友達と同じ中学に行けなくなる。
けれど母親に「あなたの可能性が伸ばせると思って」と言われたリオンは、最終的にハワイ留学を受け入れました。
結果、雪科第五中学校に行けませんでした。
母親との関係
姉・実生の入院中から母親とリオンの間には溝がありました。
実生が亡くなってからは、その溝が余計に大きく広がり、リオンがそばにいると母親が苦しい事をリオンは理解していましたし、リオンも母親と距離を取りたかった。
ハワイに行った理由は、母親との関係が一番大きかったと考えます。
ですが閉城の日、オオカミさま(実生)に、これからは自分のやりたい事はちゃんと伝え、嫌なことは嫌と言う。
ハワイの学校も嫌ではないけれど、日本にいたかったという自分の気持を言わなかった事を今も後悔している。
母親がハワイの寄宿舎を訪れる時には、たくさんのお土産を持ってきたり、「帰りたいと思ったりしない?」と心配する母を、リオンを遠ざけたい気持ちだけで留学させたのではなかったと気付いたリオン。
これを機に、リオンと母親の関係は良好になっていくのではないかと考えます。
リオンとこころのその後と記憶についても考察
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— 映画情報サイトINTRO (@INTRO_cinema) November 17, 2022
こころは中学2年生の一学期、雪科第五中学校に戻る決意をします。
不安を抱え登校したこころに「水守」という名札を付けた男子が「よお」と声をかけています。
こころは、その子の名前を知っている気がしたと… 小説では描かれていました。
映画でのこのシーンは、明らかにリオンはこころを知っているように私は感じましたが、正解はなぞです。
リオンはオオカミさまとの最後の会話で、城での事を覚えていたいとお願いしましたし、「善処する。」と言ったオオカミさまは、もしかすると、リオンの記憶だけは残してくれたのかもしれません。
まとめ
以上、リオンの正体、雪科第五中学校に行けない理由やこころとのその後についてまとめました。
リオンの記憶だけが残り、こころに話しかけたどうかは定かではありませんが、行きたかった雪科第五中学校に行けたこと本当に良かったです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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