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かがみの孤城アキの正体は?学校に行けない理由や留年の経緯も解説

かがみの孤城

『かがみの孤城』は直⽊賞作家・辻村深⽉先生のベストセラー⼩説で、2018年本屋⼤賞を受賞した人気の作品です。

物語は、学校で居場所をなくし家に閉じこもっていた中学生・こころを主人公にした、鏡の中の城で巻き起こるファンタジーミステリー。

オオカミさまと呼ばれる少女からお城に招待されたのは見ず知らずの中学生7人。

今回はその中の一人、アキの正体や学校に行けない理由、また留年の経緯についてまとめています。

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かがみの孤城のアキの正体


それでは、アキの正体について解説していこうと思いますが、まずは基本プロフィールから。

アキのプロフィール

アキの基本情報【プロフィール】

 本名 井上晶子(いのうえあきこ)
 生年 1976年(推測)
 性格 気が強く思った事は遠慮なく口にする
 特徴 背が高い、ポニーテール、快活そう、落ち着いていて大人っぽい
 所属 雪科第五中学校 3年5組
 出身小学校 清水台小学校
 家族構成 義父、母

思った事を遠慮なく口にするため、険悪なムードになることもしばしば。

一方で、初対面のこころに一番最初に話しかけたり、女子だけのお茶会を提案し紅茶やナプキンを用意したり、クリスマス会には綺麗な模様入りのペーパーナプキンを持参しみんなに配ったりと、気遣いのできるお姉さん的な一面もあります。

雪科第五中学校三年生:1992年

1992年の雪科第五中学校の三年生

アキが何年生から学校に行けなくなったかは不明ですが、アキもまた雪科第五中学校に通うはずだった一人です。

アキ(井上晶子):喜多嶋晶子(きたじまあきこ)

アキの正体は喜多嶋晶子、フリースクール「心の教室」の喜多嶋先生です。

アキは、大学三年生の時、近所の総合病院でケースワーカーの喜多嶋先生と出会い、大学院卒業後、喜多嶋先生と結婚し苗字が変わりました。

ケースワーカー:身体上・精神上・社会上などの理由により、生活で困難を抱えている方の相談に乗り、課題解決に向けて適切な支援を行う職種。

年上の彼氏:アツシ

アキには23歳のアツシという彼氏がいました。

出会いは、テレクラです。

アツシは彼女いない歴23年、アキが初めての彼女のようで、お金はあまりないが結婚したいとまで言っていた。

ですがアツシは、祖母のお葬式にも姿を見せず、アキがピンチの時、ポケベルに送ったメッセージに連絡も返さない。

後になってアキは、ポケベルのナンバーは知っていたけれど電話番号すら知らなかった事に気づきますし、アツシがアキのことをどこまで真剣に考えていたかは分かりません。

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アキが学校に行けない理由


アキが学校に行けない理由は所属していたバレー部で孤立してしまったからでしょう。

運動神経の良かったアキは、動けない他の子に苛立ちキツイことを言ったり…

出来ない後輩を一人ずつ呼び出し、先輩たちで取り囲み反省会をしたり…

アキ一人でやっていたのではなかったけれど、気づけばみんながアキだけを悪者に。

バレー部をダメにしているのも、イジメをしているのもアキ。

アキだけが許されない存在となり部活を辞めることになってしまい、学校に行けなくなりました。

アキが留年・転校せず雪科第五中学校にいる経緯


アキは転校せず雪科第五中学校で留年することを決めました。

ここからは、留年する事になった経緯や勉強をしたいと思えるようになった理由についてまとめました。

鮫島先生との出会い

鮫島先生との出会いは、アキの祖母のお葬式。

鮫島先生は祖母の友達で、ずっとアキの心配をしていた祖母から何かあったら、アキの世話をするよう頼まれていたと。

鮫島先生は、勉強が出来ず、そのせいで学校に行かなくなった子供たちを集め、安い月謝で勉強を教えていた塾に、アキも誘いました。

もう一年ちゃんと勉強して高校に行くかどうか、これからの事も含め、アキに決めさせた方がいいと雪科第五中学校に掛け合った鮫島先生。

卒業させようと言っていた雪科第五中学校の先生たちを、強引に説得し留年する事が決まりました。

フウカの影響から考察

2月のある日、フウカが弾いているピアノを偶然聴いたアキは、フウカが城で勉強していることも知ります。

フウカはアキに、勉強の事、母の事、喜多嶋先生の事を話し、勉強することにした理由を説明すると、アキも勉強してみようかと…

鮫島先生との出会いがあり留年する事は決まりましたが、アキは高校なんてどうでもいいと思っていた為、留年しても何も変わらないと思っていました。

でも、留年した二度目の中学三年生が始まる頃、アキは、鮫島先生をちゃんと頼ろうと思えるようになり、勉強したいと感じていました。

城での記憶は残っていませんが、2月にフウカと話した事や、みんなに助けられた事が、アキの潜在意識に残っていて、閉城後、アキの気持ちを変えたのではないかと思います。

まとめ

今回は、アキの正体や学校に行けない理由、また留年の経緯についてまとめました。

過去で、自分を救ってくれた仲間たちがアキを大人にさせてくれ、アキが大人になり、喜多嶋先生として子供たちに寄り添い救いの手を差し伸べる。

違う時代を行きた中学生が、鏡の中の城で出会い助け合えた事、素敵なストーリです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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