「このマンガがすごい!」で史上初2作連続一位に輝いた岩本ナオ先生の原作『金の国水の国』がアニメ映画化されました。
国交が断絶していた2つの国、「金の国」アルハミトのおっとり王女・サーラと「水の国」バイカリの青年・ナランバヤルが出会い、偽りの夫婦になり国を動かしていくというピュアで感動に包まれる物語です。
今回は、アルハミトのラスタバンが戦争を続けたい理由や目的について解説していきます。
金の国水の国・ラスタバンが戦争を続けたい理由
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⠀⠀映画『#金の国水の国』
⠀⠀公開まであと3⃣ヶ月
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀.゚・*.❁。。.٭「このマンガがすごい!」
オンナ編 史上初2作連続1位
#岩本ナオ 原作不器用な2人の
<やさしい嘘>が
国の未来を変える―#賀来賢人 #浜辺美波#1月27日公開 pic.twitter.com/yY8NxJOckm— 映画『金の国 水の国』公式 (@kinmizu_movie) October 27, 2022
ラスタバンは、アルハミトの国王で王女・サーラの父親です。
それでは、国王ラスタバンが戦争を続けたい理由について始めます。
まずは、戦争が始まったきっかけから解説していこうと思います。
アルハミトとバイカリの戦争のきっかけ:くだらないこと
アルハミトとバイカリの戦争のきっかけはとてもくだらないことです。
・お前の家の草がこちらに入った
・お前のところの布団をたたく音がうるさい
・国境を越えて入った犬の糞がどうとか
このようなくだらない小競り合いがきっかけで戦争になりましたが、アルハミトの国王ラスタバンはバイカリに攻め入るきっかけは何でもよかったのです。
戦争が終結:神のお告げ
アルハミトとバイカリの戦争は神のお告げにより終結しました。
仲裁に入った神様が両国の長に告げたのは、アルハミトは国で一番美しい娘をバイカリへ嫁にやり、バイカリは国で一番賢い若者をアルハミトに婿にやりなさいでした。
そして、アルハミトからバイカリのナランバヤルにお嫁さんとして送ったのが、片耳が黒いメスの子猫で、後にオドンチメグと名付けられ…
バイカリからアルハミトのサーラに送られたお婿さんは、賢い子犬で、後にルクマンと名付けられました。
サーラは、この事が原因で戦争が再戦するかもしれない。
また、子犬も殺されてしまうかもしれないと心配したサーラは、ばあやを説得し国王に報告しませんでした。
戦争を続けたい理由:腰抜け王と言われたくない
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⠀ 『#金の国水の国』
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⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀❁。.٭<金の国>アルハミト国・国王
ラスタバン3世 (#銀河万丈)<金の国>の国王でありサーラの父親
2つの国の未来に関わる重要な人物#1月27日公開 pic.twitter.com/2HHoW5Wu6Z— 映画『金の国 水の国』公式 (@kinmizu_movie) December 10, 2022
千百年前、ラスタバン1世がアルハミトを建国。
九百年前、ラスタバン2世はバイカリとの国交交渉に行った王でしたが現在に至るまで「腰抜け王」と言われていたのです。
父である先代国王にラスタバン3世と名付けられた現国王は、「腰抜け王」と言われていいたラスタバン2世と同じ名前を不満に思っていました。
失敗した王として名を残す恐怖と、死後何百年も「腰抜け王」と言われたくないラスタバン3世。
神様のお告げがあったとしても仲直りなど出来ないと思っていました。
賢い者は牢屋へ入れ右大臣を据える:ピリパッパ
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⠀ 『#金の国水の国』
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⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀❁。.٭<金の国>アルハミト国・右大臣
ピリパッパ (#茶風林)<金の国>の国王ラスタバン3世
お抱えの祈祷師。国王の頭痛を癒したことをきっかけに
信頼されるようになる。#1月27日公開 pic.twitter.com/FPxPyT1xW2— 映画『金の国 水の国』公式 (@kinmizu_movie) December 8, 2022
ラスタバンは自分に意見してくる賢い者は牢屋に入れ、お気に入りのピリパッパを右大臣に据えました。
ラスタバンはピリパッパの事を気が利くと思って信頼していますし、ピリパッパも頭痛の酷い国王をマッサージで治せるのは自分だけだと自信を持っています。
「…ところで、なぜ先月から秘密裏に軍隊の増強を?神のお告げによる婚姻で、戦争は終わったはず。軍部は縮小して、国内経済や周辺外交に力を入れるべきでは?」
引用元:小説『金の国水の国』
と左大臣・ムーンライト=サラディーンに言われたピリパッパ。
ラスタバン及びピリパッパの開戦派は、まだ戦争を諦めていないようです。
ラスタバンの戦争の目的
ここからは、ラスタバンの戦争の目的について解説します。
資源豊かなバイカリを占領
🧱美術設計 #矢内京子
🌕工夫した点①
<金の国>は豪華で、機械仕掛けで、文明が発達しているのをどういう風にしたら見せられるか考えました。<水の国>は、自然が多くて太陽の自然に恵まれた感じを出せるか考えました。
タップで2つの国が広がる🔻#金の国水の国 pic.twitter.com/kfBqAfHBJc
— 映画『金の国 水の国』公式 (@kinmizu_movie) January 2, 2023
遠くに高い山がそびえ立ち、厚い雲が山にはかかり、雲からは一年中雨が降り、緑やお花が豊かなバイカリ。
アルハミトは貿易の中継地点として栄えているものの砂と岩ばかりの景色。
商業の発達により人口が増え、頼りにしていたオアシスの水を使いすぎ、現在の水量は百年前の3分の1まで減少。
早くて八十年後には水不足でだれも生きれなくなってしまうため、資源豊かなバイカリを占領しようと考えているラスタバン。
アルハミトからバイカリへ移り住む
バイカリを占領した後、アルハミトからバイカリへ移り住もうと企んでいます。
アルハミトの建築家のアジーズは、自国を思い作った建築物には千年先も人があふれている…バイカリを占領し移り住むなんて馬鹿げていると考えています。
ラスタバンは、自国の国民の気持ちも考えられない国王で、もちろんバイカリの立場になって考えても迷惑な話です。
まとめ
以上、アルハミトのラスタバンが戦争を続けたい理由や目的について解説しました。
アルハミトとバイカリの戦争はくだらない事から始まりましたが、バイカリに攻め入るきっかけは何でもよかったラスタバンがいる限り避けられない戦争でした。
神のお告げがあり戦争は終結したと思っていましたが、腰抜け王と言われたくないラスタバンは神のお告げがあったとしても仲直り出来ないと思っていました。
ラスタバンの戦争の目的は資源豊かなバイカリを占領し移り住むことでしたが、どちらの国にとっても身勝手で迷惑な話です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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