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金の国水の国・ナランバヤルの水路計画とは?国王ラスタバンが納得した理由も

金の国水の国

「このマンガがすごい!」で史上初2作連続一位に輝いた岩本ナオ先生の原作『金の国水の国』がアニメ映画化されました。

国交が断絶していた2つの国、「金の国」アルハミトのおっとり王女・サーラと「水の国」バイカリの青年・ナランバヤルが出会い、偽りの夫婦になり国を動かしていくというピュアで感動に包まれる物語です。

今回は、ナランバヤルの水路計画、国王ラスタバンが名前の由来に納得した理由についてまとめました。

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金の国水の国・ナランバヤルの水路計画とは?


それでは、ナランバヤルの水路計画についての解説を始めます。

ナランバヤルの水路計画


アルハミトは何でも手に入る商業国家ですが、商業が発達した事で人口過多になり、オアシスの水を使い過ぎたため、百年前と比べると三分の一の水量になってしまい、深刻な水不足を抱えていました。

このままの人口で見積もっても、早くて80年後には水不足で人が住めなくなるのではないかと考えていたナランバヤル。

そこでナランバヤルが考えたのが水に恵まれているバイカリからアルハミトに水路を引くという計画でした。

サーラが生きている間にアルハミトを水に困らない国にしたいという願いもありました。

巨大水路の設計図を入手

ナランバヤルの友人が手に入れた、北の古代都市の巨大水路の設計図は、今から千年前の技術でしたが、初めて見る仕組みに驚いたナランバヤル。

長い水路を引くと水が漏れ届かず水が消えてしまいますが、そこには遠くまで引ける長い水路の仕組みが書かれていたのです。

ナランバヤルは、その図面に興味を持ち解明するために貸してもらいました。

水路計画を提案:左大臣サラディーン


ナランバヤルはサーラと王宮に招かれた日の帰り、左大臣であるサラディーンを飲みに誘いました。

サーラには、仕事の話を持ちかけてみると言ったナランバヤル。

その席で彼の出身地を言い当てたナランバヤルは、アルハミトの水事情を聞き、一気に水路を引く計画を提案しました。

自分はただのお飾りの左大臣と言いかけるサラディーンの言葉を遮り、お飾りの大臣ではないと言ったナランバヤル。

王女もナランバヤルもサラディーンを頼りにしていると言い添えました。

ナランバヤルは、イケメンで見た目はちゃらちゃらしていて軽そうに見えるサラディーンの、冷静さや知性を見抜いていたのでしょう。

それからサラディーンには、友人から借りている巨大水路の図面を買い取るためのスポンサーになってもらうつもりです。

水路計画の詳細:水道橋

水道橋の設計図が図面には書かれていました。

土地の表面を掘っただけの水路では、土に水が吸収されてしまいます。

雨が振り続けるバイカリの高山の山腹に貯水用のダムを作り、そこから国境の岩山に水路をのせた橋を渡す。

そして、その岩山からアルハミトの王都まで橋をかけるという計画。

この方法だと長距離であっても水漏れを防ぎ水が運べます。

知識階級の学者達に協力依頼:牢屋から解放


国王ラスタバンに意見する知識階級の学者達は牢屋に入れられていましたが、水路を引く計画に協力してもらうため牢屋から解放。

おそらく反戦派の第一王女が裏から手をまわしてくれたお陰でしょう。

今の状況と計画を説明すると、味方になって協力すると約束してくれました。

天才建築士に依頼:アジーズ

天才建築士アジーズに依頼するため王宮の書庫を訪れたナランバヤルとサラディーン。

今までに「動く道」「先代王の霊廟」を設計した実績があります。

設計図を無言で見たアジーズは、アルハミトとバイカリの国交を開く事にも承諾し責任者を引き受けてくれました。

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現場の視察:国境の岩場

早速、ナランバヤルとアジーズは現場の視察のため国境の岩場へ向かいます。

途中、学者たちのリーダー・ジャウハラを馬車に乗せ同行してもらいました。

ジャウハラによると工期は早くて50年。

ですが、土木技術は10年あれば進歩するはずだから50年より早いだろうとナランバヤル。

工事を始めてからより始める前の方が困難も多いはずというナランバヤルの考えにジャウハラも同意していました。

三者会談:右大臣・左大臣・ナランバヤル


右大臣ピリパッパ、左大臣サラディーン、ナランバヤルで三者会談を行うことになったのですが、その当日、ナランバヤルは国王側から命を狙われます。

水路を引く計画を知らなかった国王側ですがナランバヤルが目障りだったのです。

ナランバヤルは、ジャウハラやライララたちに助けられながら、安全な王女のいるクインパレスを目指しますが、国王ラスタバンと出会ってしまい、ラスタバンに質問されるナランバヤル。

後述しますので内容は省きますが、その答えに納得したラスタバンは三者会談に出席しました。

アルハミトとバイカリのトップ会談


約一ヶ月後アルハミトとバイカリのトップ会談がアルハミトの王宮で行われ、和平条約と国交を開く条約について確認を行い合意し調印されました。

いよいよ本格的に水路を引く計画が動き出します。

国王ラスタバンが名前の由来に納得した理由


国王ラスタバンと出会ってしまったナランバヤル。

ラスタバンは、ナランバヤルがサーラの偽の婿だと知らず、神のお告げ通り婿に来た人物だと思っていたため、バイカリで一番賢い男なら先代の王が自分になぜ「ラスタバン」と名付けたか分かるか?と答えを求めました。

九百年前、バイカリとの国交交渉を行ったラスタバン2世が今もなお「腰抜け王」と言われています。

現国王はラスタバン3世ですが、自分も失敗した王として名を残したくない、「腰抜け王」と言われたくないという思いがあり「ラスタバン」という名前が嫌だったのです。

 

「ラスタバン」は「竜の頭」の意味で
巨大な竜のようなこの国をまとめられる力を持つものにしか
その名をあたえないからでは

引用元:コミック『金の国水の国』

とナランバヤルは答えた後、長年確執が続いたためアルハミトでは悪く言われたのかもしれないが、バイカリでは話が分かる国王として評価が高い。

そして、ラスタバン2世の肖像画を見たことのあるナランバヤルは、威厳と包容力があふれた理想の君主だと付け加え、不甲斐ない王として名前を残したくないなら、2世が出来なかったバイカリとの国交を開くことを提案。

 

この国を立ち上げたラスタバン1世の統率力と
ラスタバン2世の寛容力を兼ね備えた上に
力強く威厳に満ちたラスタバン3世の出来上がりだ

引用元:コミック『金の国水の国』

口が達者なナランバヤルは国王ラスタバンが納得する答えを出しました。

まとめ

今回は、ナランバヤルの水路計画、国王ラスタバンが名前の由来に納得した理由についてまとめました。

ナランバヤルの水路を引く計画は、いろいろな人の協力を経て動き出しました。

断絶されていた国交が開かれることとなり本当に良かったです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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