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金の国水の国・ナランバヤルとサーラの関係は?結婚相手を選ぶ時の考えも

金の国水の国

「このマンガがすごい!」で史上初2作連続一位に輝いた岩本ナオ先生の原作『金の国水の国』がアニメ映画化されました。

国交が100年断絶された二つの国、「金の国」ことアルハミトと「水の国」ことバイカリの物語。

今回は、二人の主人公・ナランバヤルとサーラの関係、ナランバヤルが結婚相手を選ぶ時の考え方について解説します。

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金の国水の国・ナランバヤルとサーラの関係


「金の国」アルハミトと「水の国」バイカリは、つまらない事でいがみあいになり戦争をしていました。

それを知った神様が仲裁に入り両国の長に告げたのが「アルハミトは、国でいちばん美しい娘をバイカリに嫁にやり、バイカリは、国でいちばん賢い若者をアルハミトに婿にやりなさい」。

これがきっかけとなり、ナランバヤルとサーラの運命が動き出すことになるのです。

それでは二人の関係についての解説を始めます。

ナランバヤルの基本情報


ナランバヤルは、バイカリの青年で、金の国との国境近くの町に住んでいます。

性格は、お調子者で口が上手いため一見ちゃらんぽらんに見えますが、冷静に物事を見極める知力と高いコミュニケーション力を持つ、家族思いで仕事熱心な人物。

ナランバヤルの仕事は、土木関係の設計技師兼建築士。

サーラに対する態度は、いつも誠実で思いやりに満ちています。

サーラの基本情報


サーラはアルハミトの第93王女。

食べることが大好きで、見た目はぽっちゃり、おっとりとしていて優しい性格で笑顔が素敵な娘です。

自分の外見にコンプレックスがあり美しい姉たちに気後れしていますが、思いを寄せるナランバヤルの事となると、姉にもはっきりと進言できる心の強さも持っています。

二人の出会い:国境付近のバイカリの森


冒頭で述べました神様のお告げですが、アルハミトからバイカリに嫁がせたのは国でいちばん美しい娘ではなく、花嫁の正体は、白い毛がふさふさの片耳だけが黒い、とてもかわいいメスの子猫

族長オドゥニ・オルドゥの命により、アルハミトからお嫁さんをもらい受ける役目に決まっていたのがナランバヤルでした。

白い子猫に「オドンチメグ」と名前を付けたナランバヤル、「星の輝き」という意味で、ロマンチストな一面ものぞかせました。

そして、バイカリからアルハミトに婿に行ったのは、国でいちばん賢い若者ではなく、砂の色をしたオスの子犬

国王ラスタバンの命令により、バイカリからお婿さんを受け入れる役目はサーラでした。

サーラは、子犬に「ルクマン」と名付けたのです。


サーラがルクマンを連れて散歩に出かけたある日、ルクマンが元気に走り出し国境を越えバイカリに入ってしまい、その上、長芋を掘った穴に落ちてしまったのです。

そこに現れたのがナランバヤルで、ルクマンを救出してくれました。

出会うことのなかった敵国同士の二人が国境付近のバイカリの森で出会ってしまったのです。

サーラはお礼にナランバヤルを昼食に誘い、ばあやに持たせてもらったお弁当を一緒に食べました。

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ナランバヤルとサーラの関係:偽りの夫婦


ナランバヤルとサーラが出会ったあの日、馬車に乗る第一王女、第二王女、第三王女、サーラとは腹違いの姉たちにも出会っていました。

神のお告げから、バイカリから来たお婿さんは賢いと思っている第一王女レオポルディーネは、時計の修理を依頼してきました。

実際には時計は口実で、バイカリから来た賢いお婿さんに無理難題を言うためだったのですが…

ナランバヤルもサーラも、両国の長が、それぞれ猫と犬を送った事が公になれば、再戦してしまうと思い口外していません。

サーラはナランバヤルにお婿さんのフリをお願いし、偽りの夫婦として王宮を訪れました。

王宮ではお姉様方が待ち受けていましたが、わざと壊された時計もナランバヤルは修理することが出来ましたし、意地悪を言い続けるレオポルディーネにサーラが言ったのは、

 

「お姉様…そろそろ夫を『バイカリの婿殿』ではなく、名前で呼んでくださいませんか、失礼ですわ」

引用元:小説『金の国水の国』

その言葉で場を納めることが出来、お開きとなりました。

ナランバヤルとサーラのその後:本当の夫婦に


王宮を訪れた日、水が不足しているアルハミトに水路を引く計画を、左大臣のサラディーンと進め始めたナランバヤル。

ナランバヤルは、水の豊かなバイカリを戦争で乗っ取ろうと考えていた開戦派の国王ラスタバンを説得し、両国の国交を開かせ会談に持ち込むことに成功。

サーラが生きている間に水に困らない国にしたいと思っていたナランバヤル。

水路を引く計画が両国で動き出し、ナランバヤルの願いが叶う日が必ずくるでしょう。

そして二人についてですが、ナランバヤルが結婚していると思っていたサーラは、ラスタバンとナランバヤルの会話の中の、両国に送られた猫と犬の話から、誤解だったと分かり、その後、正式にラスタバンに認められ二人は本当の夫婦に

偽りの夫婦という二人の小さな嘘が、二つの国の未来を大きく変える結果となりました。

ナランバヤルが結婚相手を選ぶ時の考え方


ナランバヤルとサーラが王宮を訪れたあの日、レオポルディーネからもう一つ意地悪な質問をされていたナランバヤル。

バイカリで最も賢いなら答えてほしいと言った質問は、三人の王女の中からレオポルディーネの愛人で左大臣のサラディーンが一人と結婚するならどのように選べばいい、という内容。

ナランバヤルは自身の父親が言っていた言葉として、

 

「結婚して他人と家族になるということは、夢物語ではない。我慢することや悲しいことは波みたいに押しよせて、最初に感じた愛や恋は月日とともにどんどんすり減って、ちがうなにかに変わっていく。そのときの美しさよりも、一瞬の楽しさよりも、自分の親兄弟と同じか、それ以上に自分を大切にしてくれる人をさがしなさい」

引用元:小説『金の国水の国』

と伝え、お茶の時間に一つだけ残ったビスケットを黙って一人で食べるような人は選んではいけないという例え話を出し、お皿に残っていたビスケットをサーラに差し出しました。

レオポルディーネが納得したかどうかは分かりませんが、素敵なお父様ねと答えました。

まとめ

今回は、二人の主人公・ナランバヤルとサーラの関係、ナランバヤルが結婚相手を選ぶ時の考え方について解説しました。

ナランバヤルとサーラの関係は偽りの夫婦から始まりましたが、お互いを思いやる気持ちへとなり、本当の夫婦になりました。

ナランバヤルの結婚相手を選ぶ時の考え方は父親からの教えでしたが、サーラとの結婚生活は、きっとお互いを思いやることの出来る素敵なものとなるでしょう。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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