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窓ぎわのトットちゃん・トットちゃんの本名は?名前の由来や窓ぎわの意味も

窓ぎわのトットちゃん

戦後最大のベストセラーとなった『窓ぎわのトットちゃん』が劇場アニメ化されました。

主人公のトットちゃんは、お話上手で明るくて、心の優しいとても素敵な女の子です。

今回は、そんなトットちゃんの本名について、また、名前の由来や窓ぎわの意味についても解説します。

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窓ぎわのトットちゃん・トットちゃんの本名は?


それでは、トットちゃんの本名についての解説を始めます。

トットちゃんの本名:黒柳徹子さん


トットちゃんの本名は、黒柳徹子さん

『窓ぎわのトットちゃん』は、全て黒柳さん本人により書かれたノンフィクション作品です。

御自身が通学していたトモエ学園での経験をもとに、トモエ学園の教育方針や校長先生、お友達のお話などを中心に描かれています。

マルチタレントとして大活躍

現在の黒柳徹子さんは、マルチタレントとして大活躍されています

老若男女を問わず愛され続けている徹子さんは、音楽学校卒業後、NHK放送劇団に応募し合格後、テレビ女優の第一号としてデビューしました。

徹子さんの冠番組『徹子の部屋』は長寿番組となり、同一の司会者による番組最多放送回数はギネス世界記録に認定され、今なお継続されています。

この頃から始めた、徹子さんのトレードマークの玉ねぎヘアは今も当時のまま。

TBSの音楽番組『ザ・ベストテン』での司会も初回から最終回まで務めあげました。

社会福祉法人トット基金を発足

徹子さんは、『窓ぎわのトットちゃん』を発売する前から、この本の印税をもとに、耳の不自由な方々の劇団を作る事を決めていたそうで、社会福祉法人にしてほしい旨を、政府に依頼していたとか。

前例がなく大変だったそうですが、それまでの徹子さんの25年以上に及ぶ福祉活動が認められ「社会福祉法人トット基金」が発足されました

その後、「日本ろう者劇団」として活動が開始され、ろう者の俳優さんたちが芝居の稽古したり手話教室を開いているようです。

ユニセフ親善大使として活動

ユニセフ・国際連合児童基金は世界の子供たちの為の国連機関ですが、徹子さんは、芸能活動の他にユニセフ親善大使としても活動されています

1984年、アジアの人物としては初めての就任で、日本の国際政治学者・緒方貞子さんが『窓ぎわのトットちゃん』を当時のユニセフ事務局長に紹介し、それがきっかけとなりました。

飢えや飢えからくる病気で亡くなってしまう世界中の子供たちの状況を、自分の目で見て世の中に発信したり、徹子さん個人が行う募金活動で寄せられたお金は、経費等に一切使わず、全額をユニセフ本部へ送っているようです。

徹子さんのユニセフ活動は、御自身が経験した戦争での飢えや、疎開経験で親と離れ寂しかった思い、また、トモエ学園で学んだ「皆で一緒に行う」という考えがもとになっているようです。

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トットちゃんの名前の由来や窓ぎわの意味


ここからは、トットちゃんの名前の由来と『窓ぎわのトットちゃん』の窓ぎわの意味について解説します。

トットちゃんの名前の由来

生まれる前に赤ちゃんの性別を知ることが可能な現代と違い、トットちゃんが生まれた時代は分かりませんでした。

親戚の人たちや、トットちゃんのパパやママの友人たちに、生まれてくるのは男の子だと言われ、それを信じたパパとママが「徹(とおる)」という名前を考えていたそうです。

ですが、生まれてきたのは女の子。

パパとママは少し困ったそうですが「徹」という字を二人共とても気に入っていたため「子」を付けて「徹子」となりました。

周りの人たちからは「てつこちゃん」と呼ばれていましたが、誰かに名前を聞かれると「トットちゃん」と必ず答えていたトットちゃん。

作中の徹子さんの説明によりますと、小さい頃は口が回らないだけでなく、たくさんの言葉を知らないから、人の話す音が自分流に聞こえると。

お友達の中には「石鹸のあぶく」を「ちぇんけんのあぶけ」と言う子や「看護婦さん」を「かんごくさん」という子もいたようで、トットちゃんの場合は「てつこちゃん」と呼ばれるのを「トットちゃん」と思い込んでいたのだろうということでした。

その上「ちゃん」も名前だと信じていたトットちゃんですが、パパだけは「トット助(すけ)」と呼んでいたそうです。

そんなトットちゃん、ノートには「テツコ」と書いていましたが、本当は「トットちゃん」だと信じて疑わなかったみたいですよ。

窓ぎわの意味

徹子さんが『窓ぎわのトットちゃん』を書き始めた時、「窓ぎわ族」という言葉が流行っていたそうです。

「窓ぎわ族」は、出世コースから外されたサラリーマンが、重要な仕事を任せてもらえず、窓ぎわに近い席に追いやられ、出勤しても仕事がないため、新聞を読んだり外を眺めているだけ。

初めての小学校で、窓ぎわの席に座りチンドン屋さんがくるのを待っていた徹子さん。

「窓ぎわ族」と呼ばれる方々の、なんとなく疎外されている感じと、御自身が当時感じた疎外感が重なり、タイトルに「窓ぎわ」を付けたそうです。

まとめ

今回は、『窓ぎわのトットちゃん』に登場するトットちゃんの本名について、また、名前の由来や窓ぎわの意味について解説しました。

トットちゃんの本名
・黒柳徹子さん
・マルチタレントとして大活躍
・社会福祉法人トット基金を発足
・ユニセフ親善大使として活動

トットちゃんの名前の由来や窓ぎわの意味
・男の子に名付けるため考えた「徹」に「子」を付けて「徹子」
・「てつこちゃん」と呼ばれていたけれど「トットちゃん」と思い込んでいた
・「窓ぎわ族」と自分の初めての小学校の時の疎外感を重ねて合わせた

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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