アニメ映画『時をかける少女』は、筒井康隆さんの原作そのものの映画化ではなく、同じ世界が舞台の約20年後の世界が描かれた作品です。
『時をかける少女』のアニメ映画も小説も、今を生きる女子高生の姿を描いた、まさに青春ストーリー。
今回は、千昭が真琴に伝えた最後の言葉「未来で待ってる」の意味や、真琴が返した言葉「うんすぐ行く走っていく」についても考察します。
時をかける少女・未来で待ってるの意味を考察
#東京学生映画祭 にて
8/21(日)に『#時をかける少女』が
招待上映作品として上映されます。上映後に #細田守 監督も登壇し、
皆さまからの質問にお答えする予定です。
その後、Dプログラムの審査員としても
参加させていただきます。at #渋谷ユーロライブ
チケット購入▼https://t.co/gMqEXDvQOX pic.twitter.com/KDV75h37DR
— スタジオ地図 (@studio_chizu) August 5, 2022
それでは「未来で待ってる」の意味を考察します。
千昭が見たかった絵「白梅二椿菊図」を未来で待ってると言った
見た人に救いを感じさせるような絵を…という細田監督のリクエストを受けて、アニメーション制作会社マッドハウスの演出家・平田俊夫さんが本作のために描いたものです。 細田守監督の名作「時をかける少女」放送中ですー☆ pic.twitter.com/cj0IoSEvbT
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) July 17, 2015
千昭が見たかった絵「白梅二椿菊図」を未来で待ってるという事ではないでしょうか。
真琴:あの絵、未来へ帰ってみても、もうなくなったり燃えたりしない。
千昭の時代にも残ってるように、なんとかしてみる。千昭:ああ、よろしく頼むよ。
引用元:アニメ映画『時をかける少女』
真琴が「白梅二椿菊図」について千昭に約束した言葉通り、未来に絵が繋がれ、千昭は見たかった「白梅二椿菊図」を見ることが出来、二人は心の再会を果たせたのではないかと思います。
あの絵を通して千昭が、前を向き頑張って生きていて欲しいと願わずにはいられません。
タイムリープで真琴が千昭のいる未来に会いに行く
タイムリープを経験した真琴なら、タイムリープの装置を開発しようとするかもしれません。
ですが、千昭がどの時代の未来から来たかは分からないため、たとえタイムリープの装置が出来たとしても、真琴が千昭のいる未来に行く事は出来ませんね。
うんすぐ行く走っていくの意味を考察
It’s been 16 years since #TheGirlWhoLeaptThroughTime came out of Japanese Theaters! 🎊
Remember… Time waits for no one. ⏳ pic.twitter.com/x2YCT9iU6J
— Studio Chizu – “BELLE” OUT NOW (@StudioChizu) July 15, 2022
待ち合わせに遅れて来た人がいたら、走って迎えに行くのがあなたでしょ。
引用元:アニメ映画『時をかける少女』
魔女おばさんには、ずっと待ち続けている人がいますが、真琴はそういうタイプではないと言ったセリフ。
この魔女おばさんの言葉の通り、真琴は、千昭の「未来で待ってる」に「うんすぐ行く走っていく」と、真琴らしい言葉がとっさに出たのだと思いますが、未来にいる千昭に会いに行きたい気持ちもあったでしょう。
まとめ
以上、今回はアニメ映画『時をかける少女』の千昭が真琴に伝えた最後の言葉「未来で待ってる」の意味や、真琴が返した言葉「うんすぐ行く走っていく」について考察しました。
映画を見た人それぞれの解釈があると思いますが、個人的には、二人のお別れのシーンは、もう会えない二人を思うと、なんとも言えない切ない気持ちになりました。
でも、千昭にも明るい未来が待っていて、出来ることなら千昭と真琴の再会を願いたい。
何度でも見たい作品。
次回見た時は、もっと違う考えや感想を持つかもしれませんが…
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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