【PR】

すずめの戸締まりの白猫の正体は?敵か味方か黒猫との関係についても

すずめの戸締まり

新海誠監督の最新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』は、災の元となる扉「後ろ戸」を閉じていく、ヒロイン・鈴芽(すずめ)の成長を描いたロードムービーです。

映画の情報が解禁されていく中で、注目を集めた可愛い白い猫。

今回は、そんな白猫の正体や敵か味方かどちらなのか、後半で登場する黒猫との関係についてまとめてみました。

スポンサーリンク

すずめの戸締まりの白猫の正体


人の言葉を話す見た目はかわいい白猫。

いきなり鈴芽(すずめ)と草太(そうた)の前に現れ、あっという間に草太を椅子にしてしてしまった白猫。

そんな白猫について、考察をまじえながら解説していきます。

白猫:要石(かなめいし)


白猫の正体は要石です。

作品の中で、後ろ戸(うしろど)という扉が出てきますが、その扉から災害や疫病が出てこようとします。

災害や疫病が出れないように閉じ師が後ろ戸を閉めて回るのですが、後ろ戸だけでは抑えきれない大きな災害が起こることがあります。

それを抑えるために要石は存在するのです。

日本には西と東に二つの要石が存在するそうで、この時、西は宮崎県、東は東京都。

その宮崎県の要石を鈴芽が抜いてしまい白猫に姿を変えました

人と土地との変化の中で、要石の場所も変わっていき、長い年月その土地を癒やし続けます。

白猫も要石として長きにわたり土地を癒やし続けていたのでしょう。

猫に変身した理由を考察

なぜ白猫に変身したのかは原作小説に書かれていませんでしたが、「気まぐれな神様」と表現された場面があったので、猫の神様が元の姿に戻っただけなのかもしれません。

猫は気まぐれと言われることもありますし。

実際に猫が祀られている神社は全国各地に存在します。

最初の廃墟で鈴芽が抜いてしまった要石は、猫のように見えましたし、特徴のある目もダイジンに似ているように思いました。

ですが作品の中で草太が猫の存在を「かりそめの顕現」と表現している場面もあり、ハッキリしたことは謎です。

ダイジン


ダイジンというのはSNSで付いた呼び名。

白い猫が駅のベンチや橋の欄干にいたり、寝転がる姿がとても可愛かったです。

『耳をすませば』の猫のように、電車に猫が乗っている姿まで目撃されると話題になります。

行く先々で、あざとく得意そうにポーズをとり、いろんな人に写真に撮られていたのです。

・白いおひげが昔の大臣(ダイジン)みたい
・頬髭の上向きカールがマジ大臣(ダイジン)

このような投稿から#ダイジンとなり、ダイジンと呼ばれるように。

神戸のスナックに現れた時には、白猫の姿は鈴芽にしか見えず、他の人には渋めで素敵な人に見えていて、大尽(ダイジン)と呼ばれていました。

大尽:大金持、富豪

敵か味方かについて考察


白猫が敵なのか味方なのか話題になっています。

そこで、順序立てて考えてみました。

突然現れ草太を椅子にしたり、怪しげな表情をみせたり、一見、敵なの?と思わされます。

でも、鈴芽と草太から逃げているなら、わざわざ自分から二人の前に姿を表す必要もない。

ストーリーが進む中で、椅子の草太が要石になった時には、完全に敵だと思いましたが、ダイジンが鈴芽を助ける場面も何度か…

ダイジンが行く先々には後ろ戸がありました。

鈴芽はダイジンが後ろ戸を開けてまわっていると勘違いしていましたが、実は、後ろ戸の場所を教えてくれていたのですね。

人がくぐれる後ろ戸は、生涯一つだけ。

鈴芽がくぐれる後ろ戸も一つだけです。

その後ろ戸に案内してくれたのもダイジンでした。

最後は要石に戻り、ミミズ(地震)の尾の部分を封じ込めましたが、要石に戻る前のダイジンが鈴芽に言った「ダイジンはね、すずめの子には なれなかった…」「すずめのてで もとにもどして…」切なくなりました。

ストーリーを知り感じたことは、敵とか味方とか、そういうことではなかったです。

スポンサーリンク

白猫と黒猫の関係について


叔母・環(たまき)と共に、鈴芽が四歳までお母さんと過ごした思い出の地である岩手県へ向かう途中の道の駅で、突然現れた黒猫。

一体、何者なのでしょうか。

黒猫の正体:要石

黒猫の正体も要石です。

前述した白猫の正体で、西と東に二つの要石が存在し、西は宮崎県、東は東京都。

黒猫は東京都でミミズの頭を抑えていた要石ということになります。

作品の中で要石が二つあることが分かった時に「あんな猫がもう一匹いるってこと?」というくだりもあったので、それが黒猫なのだと思われます。

サダイジン

黒猫は、サダイジンと叔母の環さんを借りて名乗りました。

環さんの目もおかしかったですし、憑依したように見えました。

二匹の猫の関係について考察


二匹の猫の関係について二通り考えてみました。

一つ目は、サダイジンは左大臣、ダイジンを右大臣と考えた場合、左大臣の方が立場は上。

朝廷での官職の順位で考えると、左大臣の方が上で次いで右大臣。

今の政府に例えると、左大臣は内閣総理大臣にあたり、右大臣は左大臣を補佐する重要人物。

このように考えた場合、サダイジンの方が上の立場ということになります。

作中、黒猫の方が強いと思う場面が何度かありましたし、同じ要石でも、黒猫と白猫との間には上下関係もあるのかもしれないと思いました。

二つ目は、西のダイジンと東のサダイジンとして考えても対の関係です。

移動するだけで可愛いとSNSで話題となり注目され続けたダイジンは人の陽の心を引き出す。

それに対してサダイジンは人の陰の心を引き出す存在だからこそ、環さんの心の奥の声を引き出してしまった。

環さんを使ってサダイジンは名乗っていましたし、環さんも「私、ちょっとおかしいみたい…なんであげんなこと…」と言っていました。

以上、二匹の猫の関係の考察まとめでした。

まとめ

今回は、白猫の正体や敵か味方かどちらなのか、後半で登場する黒猫との関係についてまとめました。

白猫の正体は要石でダイジン。

黒猫の正体も要石でサダイジン。

二匹の猫については、作品の中で語られていない事もいろいろあり、想像したり考えたり、いろんな角度から楽しめると思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました