すずめの戸締まりの椅子が3本足なのはなぜ?草太(そうた)が姿を変えた理由についても考察

すずめの戸締まり

新海誠監督制作によるアニメーション映画『すずめの戸締まり』。

後ろ戸と呼ばれる扉を探して旅する草太(そうた)がヒロイン・鈴芽(すずめ)と出会い、扉を締めていく“戸締まりの旅”の物語。

今回は、作中に登場する黄色い3本足の椅子について、また草太が椅子に姿を変えた理由についての考察をまとめてみました。

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すずめの戸締まりの椅子が3本足について解説


すずめの戸締まりの中で、とても重要な存在の椅子について考察します。

黄色い椅子について:すずめのお母さんの形見


黄色い椅子は、すずめのお母さんの形見です。

工作が得意だったお母さんが、すずめの4歳の誕生日に作ってくれたものでした。

映画ではお母さんが黄色のペンキを塗っているシーンだけでしたが、原作小説ではピンク・青・黄色のペンキの中からお母さんが選ばせてくれた黄色。

誕生日プレゼントとして渡された時には、背板に2つの窪みはありませんでした。

でも、すずめの「この子のお顔って、ここ?」の一言でお母さんが窪みを作ってくれたのです。

その背板は、まるで瞳のある顔へと変身し、すずめの喜びは歓声に変わりました。

すずめは、一生大事にするとお母さんに言った椅子を、今も大切に持っていたのは、お母さんとの大切な大切な思い出があったからだと思います。

椅子が3本足の理由


すずめが戸締まりの旅をする中で、東日本大震災の被災地・岩手も舞台となります。

看護師だったすずめのお母さんも犠牲になってしまいました。

椅子もまた、東日本大震災の犠牲となり、津波に流され3本足になってしまった

原作小説でも「あの日津波に流されたこの椅子を…」とすずめが言っていました。

ずっと思い出せなかった記憶。

物語の中で、すずめは黄色い大切な椅子を波が打ち寄せた場所で拾っています。

工作も料理も運転も出来る、大好きだった自慢のお母さんが、東日本大震災で亡くなってしまったことを、分かっているけど分かりたくない。

思い出したくない気持ちが心に蓋をするような…そんな気持ちでしょうか。

原作小説ではイメージ出来なかった映画のラストシーンで、すずめの記憶が繋がったのがよく分かりました。

悲しくて切なくて、東日本大震災を決して忘れてはいけないと改めて考えさせられました。

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草太が椅子に姿を変えた理由についての考察まとめ


ここからは、草太が椅子に姿を変えたことについて考えていきます。

草太が椅子に姿を変えた理由:白猫・ダイジンの呪い


白猫のダイジンは、すずめが抜いてしまった要石(かなめいし)。

草太は、そのダイジンの呪いによって椅子に姿を変えられました。

ダイジンを追って、草太とすずめが出会った宮崎から愛媛県八幡浜港へ向かうフェリーの中で「あの猫に呪われたらしい。」と草太がすずめに話します。

草太が呪われた理由については、原作小説には書かれていません。

ここからは、わたしの勝手な考えです。

要石は、大地震を起こすミミズを押し留めるための石。

すずめに抜かれた要石は、開放感から少し自由になりたいと思った。

姿を変え、すずめの前に現れたダイジンは、すずめに「うちの子になる?」と言われ「すずめ やさしい すき」となり、すずめと草太の関係に嫉妬して草太を椅子に。

その後、草太が要石になった時、すずめがダイジンに大嫌いと言った瞬間、ふくよかだったダイジンが痩せて老猫のようになってしまう。

やはりダイジンは、すずめが好きだったのでしょう。

恋愛の好きではなく、子供が優しいお姉さんを好きになるような、そのような感じ。

だからダイジンは大嫌いと言われ、自信をなくしてしまったのではないかと…

その後、すずめの誤解がとけ、すずめからお礼を言われたダイジンは、痩せて老猫のような姿から丸くてふくよかな姿に戻ります。

とっても嬉しかったんでしょうね。

椅子だった理由

草太が変身したのが、どうして椅子だったのかの理由も、原作小説には書かれていません。

ラストシーンは、すずめの後ろ戸の中の常世(とこよ)でした。

常世とは死者の世界です。

そこで「あの日、津波に流されたこの椅子を…私はここで拾ったんだ…」とすずめが思い出します。

そこには、4歳のすずめもいました。

いつもすずめの夢に現れた白いワンピースの女性が母親ではなく、17歳のすずめだということも分かります。

不安に押し潰されそうな4歳のすずめを励まし勇気づけた17歳のすずめ。

4歳のすずめに17歳のすずめが、大好きだった母親との思い出の品、黄色い子供椅子を渡します。

あの夜、叔母の環さんに発見された4歳のすずめは黄色い子供椅子を持っていました。

17歳のすずめから渡されていたと考えます。

過去や現在、時間のことは分かりませんが、椅子だった理由は、4歳のすずめに渡すためだった。

だから黄色い子供椅子でなければならなかった。

なんでもお見通しだったであろうダイジンは分かっていたのかもしれませんね。

まとめ

今回は、作中に登場する黄色い3本足の椅子について、草太が椅子に姿を変えられた理由についての考察をまとめました。

黄色い椅子は、すずめの亡くなったお母さんの形見。

足が3本の理由は、東日本大震災の際、津波に流されたから。

草太が椅子に姿を変えられた理由は、要石だった白猫のダイジンの呪いのせいでした。

黄色い椅子の存在なくして語れない『すずめの戸締まり』。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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