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細田守の映画作品でクジラがいるのはなぜ?好きな理由と登場シーンまとめ!

アニメ映画

細田守監督の主な作品には、クジラが登場しています。

細田守監督はクジラが好きなの?と思っている人も多いのではないでしょうか。

今回は細田守監督の作品でクジラがいるのはなぜなのか、クジラを好きな理由や登場作品、シーンなどについてまとめてみました。

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細田守の映画作品でクジラがいるのはなぜ?

細田守監督作品の中にクジラがいるのはなぜなのでしょう?

その答えは一言では言い表せない、それぞれの作品ごとに監督の思いがあるのだと思います。

監督はクジラが好き?

細田守監督がクジラが好きなのは間違いありません。

それは『竜とそばかすの姫』が完成した後、メインテーマの作詞作曲を担当した常田大希氏との対談の中で語られました。

クジラについて細田守監督が語った対談


※対談の中で出てくる作品は『竜とそばかすの姫』です。

常田大希氏:監督はクジラが好きなんでしょうか?監督にとってのクジラとは?これは凄い多い声だと思うんで。

細田守監督:今回も何の説明もなしにクジラが出てきますからね。一切説明していない。クジラとかオオカミが好きなんですよね。

常田大希氏:クジラとオオカミ。

細田守監督:クジラとおおかみって一見違うようで共通しているのが「人間に勝手なイメージを植え付けられた動物」という点で同じなんですよね。

常田大希氏:人間に勝手なイメージを植え付けられた動物。

細田守監督:例えばクジラってモビー・ディック「白鯨」を読むと悪魔みたいに描かれていて、人間が自然を克服するための敵みたいな感じで描かれているんですね。かと思えば、いきなり自然保護の象徴みたいなイメージを与えられて「自然を守りましょうクジラ」みたいなのもあれば… すごく鯨が思っている以外のところでイメージを植え付けられている。でねこれね、オオカミも同じでね、中世ヨーロッパってのは、オオカミはすごくキリスト教から「害獣」としてイメージを植え付けられたんですね。もちろん赤ずきんちゃんを始め様々オオカミがみんな悪人になっているっていうね。

常田大希氏:確かに確かに。

細田守監督:それでも、オオカミ側から見ればオオカミはオオカミ、つまり動物は動物でしかないわけなんだけど勝手にイメージを与えられて勝手に憎まれるっていうね。僕はそういうのを見ると、どっちかというと動物側に立ちたくなるっていうか、オオカミとかクジラ側に立ちたくなるんですよね。一種のマジョリティ(多数派)というか人間の勝手な思いじゃない側に立って、その立場を表明したいっていう。この映画で冒頭でベルがクジラの上に乗っているっていうのは、ベルっていうのはマジョリティ(多数派)じゃなくて、世界を変えていく側の存在であることを表すのにクジラに乗っているんですよ。

常田大希氏:なるほど。なるほど。これは初めて知った。

細田守監督:もちろん姿かたちが好きっていうのもありますけど、オオカミもクジラもすごく美しい。

YouTube 東宝MOVIEチャンネルより引用

クジラについて語られた対談は以上です。

クジラの登場作品

細田守監督の主な作品にはクジラが登場しています。

常田大希氏との対談の中で語られた監督のクジラへの思いから、作品ごとにいろいろな思いを込めてクジラを登場させていると思われます。

ここからは、クジラが登場している作品を紹介します。

時をかける少女:生命の歴史のような映像

時をかける少女でのクジラの登場は少し分かりづらいかもしれません。

主人公の真琴が理科準備室でタイムリープの実を見つけた時、足を滑らせて実を割ってしまうのです。

その時、生命の歴史のような映像が映し出され中央にクジラが登場。

時をかける少女の劇場予告の動画で画面左上に進んでいくクジラを確認することが出来ます。


開始から30秒くらいの所をご覧ください。

それからもう一つ、真琴と妹の美雪の部屋の、美雪側の小さな整理ダンスの上に、木彫りのような唇ぶ厚めの置物は、クジラではないでしょうか。

何度か映し出されたので気になりましたが、違っていたらごめんなさい。

サマーウォーズ:仮想世界OZの守り神


サマーウォーズでは、仮想世界OZの守り神として2頭のクジラが登場しています。


名前は、ジョンとヨーコ。

ジョン・レノンとオノ・ヨーコさんにインスパイアされ細田守監督が名付けられたようです。

おおかみこどもの雨と雪:机の上に置かれた本の表紙


おおかみこどもの雨と雪が公開されてから、細田守監督ファンの間ではクジラ探しがあったようですがなかなか見つからない中、最後のあるシーンでクジラが登場。

そのあるシーンとは、最後の方のシーンの机の上に置かれた本の表紙がクジラだそうです。

わたしは見つけられませんでした。

本のタイトルは『ともだちは海のにおい(きみとぼくの本)』実在する作品のようです。

難易度かなり高めです。

バケモノの子:一郎彦がクジラに変身


バケモノの子でのクジラの登場は分かりやすかったです。

主人公の九太のライバルの一郎彦がクジラに変身。

一郎彦がクジラに変身するきっかけになった「白鯨」は、細田守監督と常田大希氏との対談でも登場していましたね。

未来のミライ:ミライちゃんの顔(鼻の下)

未来のミライでも、まさかのクジラ。

主人公のくんちゃんは4歳の男の子。

未来から来たくんちゃんの妹のミライちゃんにまさかのクジラだったのです。

未来のミライの予告動画でも確認できます。


ミライちゃんのお顔に注目です。

開始5秒頃からご覧ください。

竜とそばかすの姫:冒頭ベルが登場するシーン


竜とそばかすの姫では、オープニングからクジラは登場します。

主人公ベルがクジラの上にのって登場しますが、クジラがステージのようで迫力があり、一気に作品に引き込まれていきます。

クジラの上にベルが乗っているというシーンについては、細田守監督と常田大希氏との対談の中でも語られています。

竜とそばかすの姫の中では、他にも確認することができます。

それは、すずの親友ヒロちゃんのノートに潮を吹いているクジラのイラストがさりげなく描かれているのです。

他の作品でも、あまり語られていないクジラを最初に発見するのはあなたかもしれませんね。

まとめ

今回は、細田守監督のクジラについての思いやクジラが登場する作品について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

細田守監督のクジラへの思いを理解することができ、次回作への期待がますます大きくなりました。

細田守監督の作品を初めて見た時に発見できなかった何かを、何度か見る中で新たな発見があるのも、監督の作品が長く愛される理由の一つなのかもしれません。

次回作では、クジラやオオカミは登場するでしょうか?

細田守監督の今までの作品をずっと見てきた人にとっては気になるところですよね。

次回作楽しみです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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