現実と想像が混じり合う世界で繰り広げられる冒険ストーリー『屋根裏のラジャー』。
主人公のラジャーはアマンダの想像から生まれたイマジナリですが、バンティングという謎の男につけ狙われています。
今回は、そんなバンティングという謎の男の正体が何者なのか、また、なぜラジャーをつけ狙うのか解説します。
屋根裏のラジャー・バンティングの正体は何者?
#屋根裏のラジャー のキャラクターたち
vol.7️⃣ ミスター・バンティング
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ラジャーをつけ狙う謎の男。12/15 Roadshow 🎬#スタジオポノック pic.twitter.com/UqDfHjCPJk
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それでは、バンティングの正体は何者なのか解説を始めます。
バンティングの正体:イマジナリを食べて生き続ける男
バンティングの正体はイマジナリを食べて生き続ける男です。
イマジナリの匂いを嗅ぎ分けられるバンティングは、どこにでも現れ、歯だらけの口を大きく開け、一気にイマジナリを飲み込みます。
イマジナリのマダムトワレによりますと、大人になっても想像する力が欲しかったバンティングは、ある日、他の子のイマジナリを奪い飲み込んでしまったと証言しています。
飲み込んだイマジナリの数は何百個とも言われ、バンティングは何百年も生き続けているようです。
イマジナリたちの間では都市伝説だと思われている
実際に、バンティングがイマジナリを飲み込んだという証言や、イマジナリのエッグサムライが作った炎のバンティングは、ラジャーが出会ったバンティングとそっくりでした。
ですが、イマジナリのエミリは、都市伝説のようなものだからバンティングをみんな知っているけれど、実際に出会ったイマジナリはいないと言っていました。
後に、バンティングと出会ったエミリは、バンティングの指から発射された目に見えない想像の弾に胸を撃ち抜かれ消えてしまいました。
大人になっても衰えない想像力を持っている
イマジナリたちを食べて生き続けたバンティングは、大人になっても衰えない想像力を持っています。
次から次へと繰り広げられるバンティングの想像の世界は、ピカイチの想像力を持つアマンダとの戦いでも互角?いえ、それ以上かもしれません。
想像力と想像力のぶつかり合いの戦いは、相手より凄い想像をした方が勝ちです。
アマンダよりも何百年も長く生きてきたと豪語するバンティングは、よほど自分の想像力に自信があるのでしょう。
イマジナリと一緒に居続けたい願望がある
人間はいつの日か自分のイマジナリとお別れする時がやってきます。
イマジナリとお別れするのが嫌だったバンティングの願いはイマジナリと一緒に居続けたかっただけ。
その思いが強すぎ暴走してしまったバンティングは、最終的に自分のイマジナリである黒い女の子を飲み込んでしまいました。
調査員になりすましシャッフルアップ書店を訪問
派手なアロハシャツに、画家が被るような帽子を頭にのせ、調査員になりすましシャッフルアップ書店にやってきたバンティング。
ラジャーの匂いを感じ取ったバンティングは、実に良い香りがすると言って本屋を後にしました。
医師になりすましアマンダの病室へ忍び込む
事故で入院しているアマンダの病院に現れたバンティングは、受付でアマンダが入院しているか確認しましたが、アマンダとの関係性を答えられず教えてもらえませんでした。
そのため、お医者さんが着るような白衣を引っ掛け、子供病棟を訪れ、アマンダの病室に忍込みました。
この時、ラジャーも病室にいましたが、ジュリアのイマジナリ・オーロラ姫の姿だったため、すぐには気づかれませんでしたが、黒い女の子に気づかれていたラジャーは、バンティングにもすぐにバレてしまったのです。
バンティングがラジャーをつけ狙う理由
#屋根裏のラジャー のキャラクターたち
vol.1️⃣ ラジャー
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少女・アマンダの想像から生まれた、 “誰にも見えない”イマジナリ。12/15 Roadshow 🎬#スタジオポノック pic.twitter.com/LvB5ioW8aB
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バンティングがイマジナリを食べて生き続けている事は前述しましたが、他にもいるイマジナリではなく、なぜラジャーをつけ狙うのか謎です。
ここからは、その理由について解説していきます。
アマンダの想像から生まれたラジャーは特別な匂いを持っている
パパが亡くなり悲しくて辛かったアマンダが、強く生きるための覚悟を決めた時に生まれたのがラジャーです。
その為、ラジャーには特別な隠し味となる、強い悲しみのスパイスが効いているとバンティング。
他のイマジナリにはない悲しみのスパイスが、ラジャーをつけ狙う理由なのでしょう。
アマンダの想像から生まれたラジャーは特別な匂いを持っていたのです。
ラジャーの賞味期限が迫っていた
ラジャーをつけ狙い、どこにでも現れるバンティングのもう一つの理由は、ラジャーの賞味期限が迫っているという事。
作中、ジンザンやエミリには興味はなく、フレッシュなものしか受け付けないと言ったバンティングは、アマンダの病室に忍び込んだその日が、ラジャーの賞味期限だと言いました。
屋根裏のラジャーの原作『ぼくが消えないうちに』では、事故に遭う前のアマンダが、ラジャーの誕生から2ヶ月と3週間と2日しか経っていないと言っているので、やはりラジャーはフレッシュです。
フレッシュなイマジナリが好きなバンティングは、ラジャーがフレッシュなうちに飲み込みたかったのでしょう。
まとめ
今回は、『屋根裏のラジャー』に登場するバンティングという謎の男の正体が何者なのか、また、なぜラジャーをつけ狙うのか解説しました。
バンティングの正体
・イマジナリを食べて生き続ける男
・イマジナリたちの間では都市伝説だと思われている
・大人になっても衰えない想像力を持っている
・イマジナリと一緒に居続けたい願望がある
・調査員になりすましシャッフルアップ書店を訪問
・医師になりすましアマンダの病室へ忍び込む
バンティングがラジャーをつけ狙う理由
・アマンダの想像から生まれたラジャーは特別な匂いを持っている
・ラジャーの賞味期限が迫っていた
執拗にラジャーをつけ狙うバンティングと黒い女の子は気味が悪いですが、黒い女の子のイマジナリと一緒に居続けたいと願うバンティングの思いには、同情と切ない気持ちになりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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