『窓ぎわのトットちゃん』のトットちゃんは天真爛漫で優しくて、正義感も強い素敵な女の子です。
そんなトットちゃんが最初に通い始めた小学校を退学になってしまいました。
今回は、トットちゃんが退学になった理由や、本当はいい子と言われる意味について解説します。
窓ぎわのトットちゃん・トットちゃんの退学理由は?
子育てに悩むママたち必見!
黒柳徹子さんの自伝的小説
『#窓ぎわのトットちゃん』
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— ママスタ (@mamastar_select) December 2, 2023
それでは、トットちゃんの退学理由について始めますが、トットちゃんの本名が黒柳徹子さんのため、徹子さんのお名前も出てきます事ご了承ください。
トットちゃんの退学理由
トットちゃんの授業中の行動が、クラスのみんなに迷惑をかけ落ち着いて学習が出来ないというのが理由です。
・机の蓋を100回くらい開けたり閉めたりする
・チンドン屋さんを呼び込むため教室の窓ぎわに立っている
・実際にチンドン屋さんを呼んでしまった
・ツバメの巣に大きな声で「ねえ、なにしてるの?」と何度も話しかける
・描いた絵が画用紙からはみ出し机が汚れた
このような行動から、ほとんど毎日廊下に立たされていたトットちゃん。
立たされている理由が理解できていなかったトットちゃんは、隣のクラスの先生が通りかかる度に呼び止め、質問していたようで、それに困った先生は、トットちゃんが立たされている時は、職員室に用事があったとしても教室から出なかったそうです。
この隣のクラスの先生のお話は、テレビ朝日の「奈良和モーニングショウ」という番組の御対面のコーナーで、実際に出演された先生に直接聞いたと徹子さんが語られています。
LD(学習障害)が退学理由?
『窓ぎわのトットちゃん』を読まれたLD専門の先生や研究者の間で、トットちゃんが退学になった理由がLD(学習障害)だと考えられているようです。
御自身がLDだと思っていなかった徹子さんも、LDの本を読み、トモエ学園での教育がLDの子供に合っていたと思われたそうで、校長先生への感謝の気持ちを語られています。
「LDの子どもを持つ会」の母親の間でも徹子さんがLDだと言われているそうです。
20歳過ぎまで退学になった事を知らなかった
20歳過ぎまで退学になった事を知らなかった徹子さん。
小学校を退学になった事を知ったのは20歳過ぎの頃で、軽い感じで母親に伝えられたそうです。
もし退学になってすぐの時点で知らされ、次の学校でも退学になったら行く学校などないと母親に言われていたとしたら、トモエ学園での日々は惨めなものだっただろうと、退学を言わないでいてくれた母親に感謝されている徹子さん。
そして、そういう母親に育てられ幸せだったと。
トットちゃんが本当はいい子と言われる意味を解説
⋱💠映画『#窓ぎわのトットちゃん』💠⋰
❁ ❁ キャラクター紹介❁ ❁トットちゃんが通う<トモエ学園>の校長先生🏫
学園内に電車の教室を設置するなど、
独自の教育方針を持つ転校前の学校で
「困った子」と言われ馴染めなかった… pic.twitter.com/XqylGJ6hOn— 映画『窓ぎわのトットちゃん』公式アカウント (@tottochan_movie) October 3, 2023
ここからは、トットちゃんが本当はいい子と言われる意味を解説します。
トットちゃんのいい子のところ
トットちゃんのいい子のところは、天真爛漫で誰にでも親切で優しい。
肉体的なハンデキャップのある友達が、他の学校の子どもにいじめられた時には、自分が泣かされたとしても戦いを挑み、その友達の力になろうとする。
また、怪我をした動物を見つけると必死で看病もしていました。
トットちゃんの問題行動
トットちゃんの問題行動は、珍しいものや、自分が興味のあるものを見つけた時に発動するのですが、先生方が驚くよな事件をいくつも起こしていました。
・汲取式のトイレに財布を落とした時、探すために汲取口から中の排泄物を全て出した
・頭のおさげの尻尾を両脇の後ろから出し見せびらかす
・電車の教室の点検用の蓋を持ち上げゴミを捨て蓋が閉まらなくなる
・朝から一番高い鉄棒に片手でぶら下がり「私は今日は牛肉」と叫んだ後、鉄棒から落下し一日中声が出なかった
・汲取口の蓋が外され臭い防止のため新聞紙が被せてあった時、その新聞紙に飛び込み胸まで浸かってしまった
本当はいい子と言われる意味
トモエ学園の校長先生は、このような問題行動があっても決して父親や母親を呼び出しませんでした。
それは、トットちゃんだけでなく他の子供も同じです。
どの生徒の話も親身になって聞き、言い訳までも聞いてくれ、その子のした事が悪い時、自分が納得した時に謝りなさいと。
トットちゃんの問題行動については、子供たちの父兄や他の先生方から、校長先生に苦情が届いていたに違いありません。
だからこそ「君は、本当は、いい子なんだよ」と、トットちゃんに機会があるごとに伝えていた校長先生。
「本当は」にとても大きな意味があり、人からいい子ではないと思われているところが色々あるけれど、トットちゃんの本当の性格は悪くなく、いいところもあり、その事を校長先生は理解しているということ。
この言葉が自信となり、徹子さんを支えてくれたそうで、悪い子というレッテルを貼られていたら、コンプレックスに囚われ、どうしていいかわからないままの大人になっていたと語られています。
まとめ
今回は、『窓ぎわのトットちゃん』のトットちゃんが退学になった理由や、本当はいい子と言われる意味について解説しました。
トットちゃんの退学理由は、トットちゃんの授業中の行動が、クラスのみんなに迷惑をかけ落ち着いて学習が出来ない。
トットちゃんが本当はいい子と言われる意味は、「本当は」にとても大きな意味があり、人からいい子ではないと思われているところが色々あるけれど、トットちゃんの本当の性格は悪くなく、いいところもあり、その事を校長先生は理解しているということ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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