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かがみの孤城はパラレルワールドの住人同士?出会えない理由や時代の違いも

かがみの孤城

『かがみの孤城』は直⽊賞作家・辻村深⽉先生のベストセラー⼩説で、2018年本屋⼤賞を受賞した人気の作品です。

物語は、学校で居場所をなくし家に閉じこもっていた中学生・こころを主人公にした、鏡の中の城で巻き起こるファンタジーミステリー。

オオカミさまと呼ばれる少女からお城に招待されたのは見ず知らずの中学生7人。

今回は、中学生7人がパラレルワールドの住人同士なのか、出会えない理由や時代の違いについてまとめました。

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かがみの孤城はパラレルワールドの住人同士?


3学期の最初の一日だけ、みんなで学校に行こうと約束し、みんなは学校に行ったのに会えませんでした。

なぜ会えなかったのか解説していきます。

パラレルワールドだと仮説:マサムネ

学校で会えなかった理由を、自分たちがパラレルワールド(並行世界)の住人同士なんだと考察したマサムネ。

 

「オレたちは、みんな、それぞれ違う雪科第五中学校に通っているってこと。オレのいる世界にみんなはいないし、みんなのいる世界にオレはいない。ここにいる七人分、世界が分岐してるんだ」

引用元:小説『かがみの孤城』

この仮説からマサムネは、自分たちは助け合えないと断言し、こころも納得できると言いました。

パラレルワールドの住人同士ではない:時代の違い

マサムネは、パラレルワールドの住人同士だと仮説を立てましたが、違っていました。

実は、パラレルワールドの住人同士ではなく、みんなの生きている時代が違っていたのです。

オオカミさまにマサムネがパラレルワールド説を質問し、3学期の最初のあの日、みんな会えなかった事を伝えると、

 

「会えないとも、助け合えないとも私は言っていない。いい加減、自分で気づけ。考えろ。私になんでも教えてもらえると思うな。」

引用元:小説『かがみの孤城』

この言葉は嘘ではありませんでした。

時代の違いに気づいたのは、こころです。

東条さんとの会話の中で、生きている曜日の違いに気づき、みんなの記憶に入ったこころは、フウカの記憶の中のカレンダーで確証を持ちました。

みんなが出会えない理由:時代の違い

3学期の最初のあの日、みんなが出会えなかった理由は時代の違いからでした。

【それぞれが生きている時代】

時代 名前 本名 学年
1985年 スバル 長久 昴(ながひさ すばる) 中学3年生(雪科第五中学校)
1992年 アキ 井上 晶子(いのうえ あきこ) 中学3年生(雪科第五中学校)
2006年 こころ 安西 こころ(あんざい こころ) 中学1年生(雪科第五中学校)
2006年 リオン 水守 理音(みずもり りおん) 中学1年生(ハワイ)
2013年 マサムネ 政宗 青澄(まさむね あーす) 中学2年生(雪科第五中学校)
2020年 フウカ 長谷川 風歌(はせがわ ふうか) 中学2年生(雪科第五中学校)
2027年 ウレシノ 嬉野 遥(うれしの はるか) 中学1年生(雪科第五中学校)

3学期の最初の日、ウレシノの時代では日曜日で翌日は成人の日で連休だったと言っていました。

また、マサムネとスバルの時代では、1月10日が始業式と同じ日でしたが、マサムネの教室を訪れたスバルは、マサムネという名前の生徒はいない事を確認しています。

他にも、マサムネとフウカは同じ学年でしたが、存在するクラスの数が違っていました。

時代の違いが理解できます。

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時代の違いを解説


学校での時代の違いを前述しましたが、他にも時代の違いをまとめました。

カレンダー

フウカの記憶の中のカレンダーは2019年、アキの記憶の中の卓上カレンダーは1991年、こころの時代は2005年とカレンダーで時代の違いが分かります。

アキの時代の成人の日は15日でしたが、2000年に導入されたハッピーマンデー制度により、成人の日は一月の第2月曜日に変更になったので、ウレシノの日曜日の翌日が成人の日は第2月曜日という事になります。

ハッピーマンデー制度を知らなかったアキは、「ハッピーマンデー!」と言って笑っていました。

2月の最終日、城にいたのはアキとフウカだけ。

その日は、1992年のアキと2020年のフウカの時代では、4年に1度の2月29日。

呼んでもオオカミさまさえ出てこなかったというこの日、「願いを叶える・叶えない」、「残るのが記憶だけなんてむなしい・むなしくない」のやり取りで、ギクシャクしていた二人の仲直りの日になりました。

他には、アキとスバルの時代は土曜日も半日だけ学校があることや、こころたちのいる時代は土曜日は学校が休みということで、違う時間にいることを納得していました。

買い物をする場所

こころが小学生に入った頃オープンしたカレオというショッピングセンターは、マクドナルドやミスタードーナツが入っていますが映画館は入っていません。

フウカとマサムネの時代は、マクドナルドや映画館が入ったショッピングモール・アルコ。

スバルとアキの時代のマクドナルドは、駅前にあり、アキがフウカの誕生日にプレゼントしたナプキンやクリップは、商店街の丸御堂(まるみどう)で買ったということでした。

こころには聞き覚えのないお店でしたが、スバルは知っていて、不思議だけど嬉しいと言っていました。

また『小さな世界』のメロディーが特徴のトラックの移動スーパーは、こころとアキが知っていましたが、アキの祖母がよく買い物をしていたそうで、長きにわたり地元を支えている存在です。

ウレシノの時代は、スーパーまで行けないお年寄りのために、音楽は鳴らさないワゴン車が来ていました。

時代と共に、買い物をする場所も変わっています。

フリースクールと喜多嶋先生

フリースクールが出来たのは、おそらく1996年アキが大学に入学した年なので、スバルの中学時代には存在しません。

喜多嶋先生の正体はアキですが、こころの時代では若くて白髪も皺もない。

マサムネの記憶の中の喜多嶋先生は、こころが知っている先生より髪が長く雰囲気が違い、ウレシノの記憶の中の多嶋先生は、髪に白髪がまじり笑うと目元に皺が寄り、ずっと年を取った印象。

喜多嶋先生もまた、時代と共に年を重ねていました。

その他

1999年で世界が終わる「ノストラダムスの大予言」の話をスバルはしていました。

アキのポケベルや、スバルのウォークマンにカセットテープは時代の違いを感じます。

それから、マサムネが陰でリオンの事をイケメンと呼んでいた事を悪口だったのかと質問しましたが、スバルのいる1985年にイケメンという言葉はなかったのでしょう。

まとめ

今回は、中学生7人がパラレルワールドの住人同士なのか、出会えない理由や時代の違いについてまとめました。

中学生7人は、パラレルワールドの住人同士ではなく、違う時代を行きていました。

出会えなかった理由も違う時代を生きていたからです。

作中、時代が違うと感じさせられる場面はたくさんありましたが、私はクライマックスまで気づけませんでした。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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