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スパイ教室・屍(しかばね)の殺害任務とは?灯の作戦やオリビアについても

スパイ教室

『スパイ教室』は竹町先生によるライトノベルで、第32回ファンタジア大賞の大賞受賞作です。

各国がスパイによる影の戦争を繰り広げる世界で、凄腕スパイ・クラウスは不可能任務を専門とするスパイチーム「灯(ともしび)」を創設します。

今回は、屍(しかばね)の殺害任務、また「灯」の作戦や潜入先のオリビアについてまとめました。

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スパイ教室・屍(しかばね)の殺害任務とは?


生物兵器「奈落(ならく)人形」奪還という不可能任務を無事終了させたスパイチーム「灯」の次の任務は暗殺者殺し。

ターゲットの名前は「屍」。

それでは屍の殺害任務について始めます。

屍の正体:ローランド「潭水(たんすい)」

屍の正体は、ガルガド帝国の凄腕暗殺者ローランド、コードネーム「潭水」

死人のような外見から、対外情報室の室長が「屍」と名付けました。

ローランドはクラウスの事を運命の相手で、ライバルになり得る存在だと言っていましたが、世界最強の自分と並ぶレベルではないとクラウスは言っています。

屍の殺害任務:不可能任務

反帝国派の政治家が自殺をほのめかす遺書を残し転落死。

その後、ディン共和国でも政治家の飛び降り自殺があり、屍の仕業ではないかと判断され、彼を追っていましたが、追っていた仲間は相次いで殺害されました。

つまり今回の任務も不可能任務という事です。

一度失敗した任務は基本的に難易度が上がり、死亡率は九割以上、成功率は一割未満と言われています。

そして今回の任務の方が、前回より難易度が高いとクラウスは判断していました。

「灯」の作戦:屍と協力者の同時確保

 

『暗殺者殺し-それが今回の任務だ』

引用元:小説『スパイ教室02』

と言われていましたが、実際の任務は屍と屍の協力者の確保でした。

この任務の難しい所は、片方だけ先に確保すると相方が行方をくらますかもしれないという危険があります。

クラウス一人で二人を同時に確保することは難しいため、「灯」のメンバーを2つに分ける作戦を立てました。

クラウスに最初に選ばれたメンバーは、グレーテ・リリィ・ジビア・サラ。

屍という名前を付けられた暗殺者の排除が任務だと告げられた4人は、間違いなく屍排除の選抜メンバーだと思っていましたが、こちらのチームは協力者の確保が任務でした。

屍の確保のためクラウスに同行した優秀なメンバーが、ティア・モニカ・アネット・エルナ。

今回の任務の作戦には、グレーテが大きく関わり協力者の確保にも成功。

クラウスが不在の中、屍に狙われている上院議員・ウーヴェの屋敷に潜入し、グレーテは特技の変装を使いながら見事協力者を見つけ出しました。

屋敷に潜む協力者にクラウスが近くにいると思わせるためグレーテはクラウスにも変装。

そうすることで、協力者の確保チームのリリィ・ジビア・サラ、もちろんグレーテ自身を守ったのです。

この計画に変装が特技のグレーテは欠かせないメンバーだったわけですが、他の3人が屍確保に選ばれなかった理由は、リリィは普段からミスが多く、調子により実力が増減するため、爆発力や精神力で優れた所もあるけれど、今回の任務には向いていないと判断されました。

またジビアは、前回の不可能任務の際の右腕の負傷が完治しておらず、サラに関しては精神に不安が残るため今はまだ時期尚早だということでした。

屍確保のチームも暗殺より難しい生け捕りで屍を確保しスーツケースに押し込み、クラウスはウーヴェの屋敷に運んで来ました。

協力者もまた、グレーテが用意したスーツケースに押し込められ任務完了です。

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屍とオリビアの関係について解説

ここからは、「灯」の協力者確保チームの潜入先・ウーヴェの屋敷のメイド長のオリビアと屍の関係について解説していきます。

オリビアの正体:屍の協力者

メイド長・オリビアの正体は、屍の協力者でした。

ウーヴェの屋敷で忠実なメイドを装い、情報や資産を盗み続け屍の支援をしていたオリビア。

他のメイドに気づかれると暗殺していたようです。

屍とオリビアの関係

オリビアは東方の小さな国の出身で、本名はもう自分でも覚えていません。

屍との出会いは、片田舎の娼婦として生きていた頃です。

ある日、派手な女遊びをするために訪れた政治家が暗殺される現場に居合わせたオリビア。

その場にいた全員が銃で撃たれ、あり得ない光景でした。

オリビアはその時、店の奥で眠っていたため気づくのが遅れましたが、屍に存在を気づかれたオリビアは、全ての罪を着せられるため自殺を強要されました。

ですがオリビアは弟子になりたいと願い出て、屍の銃でまだ息のあった同僚や先輩、客たちにとどめを刺したのです。

その後、屍の弟子となったオリビアは、殺す技術を学び、世界各地を飛び回り屍の暗殺のサポートをし多額の報酬を得ていました。

また、屍とオリビアは男女の関係でもあり、愛されていると思ったいたオリビアは幸せだったようです。

でもその愛は本物ではなかったのでしょう。

オリビアは「灯」に確保されたため、グレーテがオリビアに変装して退職の挨拶に行った際、ウーヴェに言われたのは…

 

「オリヴィア、儂はずっとその男から邪気を感じておるよ。休暇から戻った貴様が纏うのは、いつも怪しく濁った臭いじゃった」
(中略)
「愛されているようには到底思えん。薄っぺらい愛の言葉を何万と並べて、利用するだけ利用して、いつか切り捨てる。そんな風に思えてならんよ」

引用元:小説『スパイ教室02』

ウーヴェが言った事が真実だったのでしょう。

まとめ

今回は、屍の殺害任務、また「灯」の作戦や潜入先のオリビアについてまとめました。

屍の殺害任務は、前回の不可能任務と同様、仲間が相次いで殺害された不可能任務でしたが、チーム「灯」の作戦で屍と協力者の同時確保により完了。

屍の協力者はウーヴェの屋敷のメイド長・オリビア。

屍を愛していたオリビアでしたが、おそらく愛されていなかったでしょうし、オリビアが行ってきた殺人の数々は到底許されるものではありませんが、女性としては切なさが残る結果でした。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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